
踏切音と警報機の点灯(LED)を再現した鉄道模型

PICマイコンを使って鉄道模型の踏切音と警報機の点灯(LED)を再現する実例を紹介します。
【完成動画はコチラ↓】
これを参考に、HOゲージなどの鉄道模型への応用も可能です。
準備するもの
(1)踏切模型(写真の模型は100円ショップで購入)
(2)部品
PICメロディIC(踏切)MK-S02-MPR | 踏切音を内蔵したICです。 |
LED | 改造する玩具の警報機のサイズから5φの砲弾型が良いようです。 警報機2面分で4個使用します。 |
抵抗(1KΩ、10KΩ) | LED用で1KΩを2個、スイッチプルアップ用で10KΩ1個。 |
電解コンデンサ | 22〜47μFを1個、耐圧は16V以上で良い。 |
セラミックコンデンサ | 1μF程度の容量を1個。 |
セラミック発振子(レゾネーター) | 20MHzの3端子のものを1個 (PICマイコン用として売られているものを推奨) |
ICソケット | 8ピン用を1個。 |
抵抗内蔵トランジスタ | NPNタイプ。DTC114KやRN1201などを使用する。入手が困難なら、C1815やC945などの小信号トランジスタのベースに 4.7KΩ程度の抵抗を直列接続して使用する。 |
3端子レギュレーター | 78L05タイプを使用する。(メーカーは特に指定しない) 写真では、CMOSのX62C02-50。 |
専用プリント基板 | プリント基板なので、説明書通り部品を配置して半田付けするだけです。 |
スピーカー | 写真のような小型のものが組み込みやすいが、 入手性で100円ショップの耳元スピーカーから取り出しても良い。 8Ω〜32Ω(32Ωのスピーカーは、8Ωのより音が小さくなります。) |
配線材 | 必要に応じて準備する。 なお、他にも電源によって、電池スナップ、スイッチ(玩具の遮断機に連動させる場合は、マイクロスイッチなどに組み込む)を準備する。 |
(4)必要な工具
ハンダゴテ、糸はんだ(電子工作用)、ニッパ、ピンセット、ドライバー
作り方(配線、組立)
【配線回路図】 ※画像クリックで拡大


【基板の製作】
解説書に従って、専用プリント基板に部品を実装します。

【警報機の改造】
模型のサイズから5mmのLEDを使用します。警報機のランプ部分に5φの穴を開けます。裏からLEDを差込、配線します。又、ベース部分にも配線を通すための穴を開けておきます。

【全体】
全体を組み立てます。
基板と配線は、ホットボンド等で接着すると良いでしょう。

【各パーツの配線】
左の配線図に従い、専用プリント基板と、スイッチ・電池スナップ・スピーカー・LEDの付いた警報機を繋いで下さい。

【完成見本】
光と音が加わることで、より実感的に楽しめるようになります。
製品のご案内
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PICメロディIC(踏切音) 鉄道模型への組込み用に、踏切の遮断機警報音をリアルに再現したメロディICです。三種類の音源を用意しております。作例の部品が手元にあって、音源だけ必要な方はこちらをご購入下さい。 価格:770円 |